福山でも、よく聞く「高性能住宅」についての解釈を説明します。
福山市にある工務店として、家づくりに携わる中でお客様から「高性能住宅」「ZEH」など、住宅の機能性に対しての質問が多く寄せられるようになっているように思います。
デザインや間取りなどに目が行きがちですが、最近はそれに加えて耐震性や断熱性といった性能を求められる方が増えてきていますので
今回は「高性能住宅」について解説してみようと思います。
高性能住宅とは、どんな住宅?
高性能住宅は、明確な定義があるわけではありませんが、大きく分けて3つの要素を持っていることとされています。「建築物としての性能」「住んでいる人の健康への影響」「環境への配慮」です。
高性能住宅の重要な要素について
高性能住宅の条件として一番重要視されているのが次の性能です。
耐震性能、断熱性能、気密性能という3つの性能値が優れているかどうかで
高性能住宅と呼ぶか否かを決めています。
断熱性能について
断熱性能とは、住宅の外側や内側からの熱の伝導を制御し外気温の影響を受けにくくする性能のこと。外の気温が低かったり、高い状態でも建物にその熱が伝わりづらいため、室温の変化があまり起こらず一定な室温に保つことができる性能のことです。
高い断熱性能を持つことで、外が寒くても室温に影響が少ないため、エアコンなどの冷暖房効果を最大限に活用することができエネルギー効率がよく快適な空間を維持できるようになります。
断熱材や断熱設計によって向上させることができ快適な室内環境を目指す、高性能住宅には欠かせない重要な性能とされています。
住宅の断熱性は「UA値」で表されます。
広島県福山市の断熱の基準のUA値は0.87となっており、数値が低いほど高い性能ということになります。
レックハウスでは、「UA値0.46」となっており地域の基準を遥かに上回り、将来的な国の基準を見据えて新築に取り組んでいます。
気密性能について
気密性能とは、住宅内外の気圧差を制御し空気の漏れを極力控えて断熱性能を向上させます。
断熱性能を高め外気温の影響を受けない住宅にしても、隙間の多い家だと「空気や熱が外に抜けたり、入ってくる」ことになります。
窓やドアの隙間なく施工したり高断熱、高気密の建材を使うことで、気密の性能を高め空気の流出・流入を極力抑え断熱性能と合わせることで、高性能住宅で重要な住宅内の室温を快適に保つ役割を担っています。
気密性能の指標はC値で表されます。
日本の目標は5.0ですが、レックハウスでは1.0以下を標準として新築に取り組んでいます。
断熱性能と同様に、今の基準ではなく世界的な基準で将来を見据えたときに必要なより高い性能値を目指し、長く住み続けられる住宅をご提供しております。
耐震性能について
耐震性能とは、地震に対する安定性を持ち、倒壊や構造の損傷を考慮することが求められます。建物の耐震性能を示す指標として、耐震等級や耐震設計の基準があります。
レックハウスでは、住宅性能表示性能で定められた最高等級となる「耐震等級3」を標準としています。
これは建築基準法の1.5倍の性能となっており、日本で今後起こると言われている大きな地震への備えとして、私たちは耐震性能についても住まわれる方々の安全な暮らしを支える家づくりを心がけています。
高性能住宅は住んでいる方の健康へも影響します
長く住む家ですから、快適に過ごせるのか?というのは重要です。
家族が健康で快適に過ごすためには、室内環境や換気設備、耐震性に加えて、防音性能(静かに暮らせるか)、心地良さなどを考慮した設計や仕様が求められます。
性能値は数値で表現できますが、心地良さなどは周辺環境や住む方のライフスタイルなどによって、個人差が生まれるものもあります。
レックハウスでは、高性能な住宅に加え建築家と一緒に設計するため、住む方のライフスタイルに合わせたコンセプトのある新築設計を行なっております。
身体がいつまでも健康でいられる高性能住宅はもちろん
心も健康で元気にいられる新築住宅を一棟ずつ心を込めて建てています。
環境への配慮について
省エネ性能では、エネルギーの使用を削減するための設備や装置を採用し、住宅の省エネ性能を高めます。エネルギー消費量やエネルギー効率などの基準を達成し、 持続可能で環境への負担を軽減した住まいを実現することが求められています。再生可能エネルギーの活用や廃棄物の削減なども今後は基準となりそうです。快適で環境にも優しい住まいづくりがこれからは高性能住宅の基準になりそうですね。
レックハウスの「高性能住宅」な家づくりについて
どうですか?
高性能住宅について少しイメージができましたか?
基準については、今後もトレンドによって変わってくるとは思いますが、エネルギー効率の高い家であることが重要な条件となっていくことは変わりません。
断熱性、機密性の数値を意識しながら家づくりを行なっていくことになるとは思いますが、しっかりと相談に乗ってくれるスタッフさんの存在やしっかりとした家を作ってくれる技術者(大工)さんの存在が重要です。
いくら知識があっても、数値を達成させることのできる「精密な家づくり」ができるないと意味がありません。
また、ライフスタイルを理解し設計してくれる建築家と共に設計しなければより良い家づくりができないのではないかなと思います。
納得のいく最高の新築をご家族様と一緒にお作りできることを楽しみにしております。
レックハウスは自社大工の集団
レックハウスは、福山でも数が少ない自社大工の集団です。社長、専務をはじめ実際に大工として家を作り続けてきた職人がお客様の家づくりを先導いたします。
高性能な家をご検討中の方は、是非お気軽にご相談ください。