皆さんこんにちは、本日のdiaryは、先日の棟上げについてのお話です。
棟上げ(むねあげ)とは、木造住宅の建築工事において、基礎と土台の上に柱や梁(はり)を組みたて、最後に屋根の一番高い部分に棟木(むなぎ)を設置する工程の事です。
これは家全体の骨組みが完成したことを示す重要な工程であり、上棟とも呼ばれます。
家づくりのスタートとも言える作業で、大工さんの一番の見せ所ですが工程の中では一番危険性が絡む作業なので安全性が大事になります。
私も、大工時代には1日5棟を同時に棟上げしたり、時には別の現場の3棟の棟上げを20人の大工さんで分かれて施工した経験もあります。当日は施主も来られる為、大工さんも力が入ります。
現在はプレカットによる機械加工になった為、1日で外部の壁や、屋根まで施工して、しっかりと養生ができる状態にして終わるようにするため、大工さんのチームワークが大事になってきます。養生まで施工して終了する事で雨や風の心配もなくなるので、施主も安心できます。
少し棟上げについて解説します。
棟上げの目的
・棟上げは、家の骨組みが完成し、家としての形が整ったことを確認する工程です。
また、棟上げの際には大工さんや棟梁(とうりょう)への労いの気持ちを表す為に餅まきや酒席を設けていましたが、今の時代、施主の費用の負担になったり、飲酒が厳しくなった事もあり、今ではほとんどなくなってきています。
代わりに大工さん達に、帰りにお土産を渡す事が多くなってきています。
棟上げのスケジュール
棟上げは一般的に基礎工事が完了して、1ヶ月から1ヶ月半程度で実施されることが多い。
上棟との関係
棟上げが終わると、上棟式という儀式が行われることが多いです。
上棟式は、棟上げまで無事に事が進んだことへの感謝と、残りの工事の安全を祈願する儀式です。
棟木とは
棟木は、屋根の一番高い部分に水平に渡される木材で、家の骨組みを支える重要な役割を担います。
そういった、たった1日の作業で、あっという間に家が形になっていきます。
人生で一度しか経験をする事がない方の方が多いと思うので、是非棟上げをする事があれば、しっかりと思い出に残してほしいと思う。
次回diary~